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コハク酸デヒドロゲナーゼ (ユビキノン) : ミニ英和和英辞書
コハク酸デヒドロゲナーゼ (ユビキノン)[こはくさんでひどろげなーぜ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [さん]
 【名詞】 1. acid 
デヒドロゲナーゼ : [でひどろげなーぜ]
 dehydrogenase
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

コハク酸デヒドロゲナーゼ (ユビキノン) : ウィキペディア日本語版
コハク酸デヒドロゲナーゼ (ユビキノン)[こはくさんでひどろげなーぜ]

コハク酸デヒドロゲナーゼ (succinate dehydrogenase)は、哺乳類ミトコンドリア膜内部に固定されている酵素複合体である。細菌細胞にも存在する。コハク酸CoQレダクターゼ(succinate-coenzyme Q reductase, SQR)、複合体II(Complex II)とも呼ばれ、クエン酸回路電子伝達系の両方を構成する唯一の酵素である。
クエン酸回路の8段階目の反応では、SQRはコハク酸フマル酸へ酸化させ、ユビキノンユビキノールへ還元させる。この反応は膜において同時に起こる。
== 構造 ==

サブユニット:哺乳類のミトコンドリアおよび、多くの菌類のSQRは2個の親水性の部分と2個の疎水性の部分の合計4個のサブユニットから構成される。2個の親水性サブユニットはフラボタンパク質(SdhA)と鉄硫黄タンパク質(SdhB)である。SdhAにはフラビンアデニンジヌクレオチド(FAD)補因子とコハク酸結合部位共有結合しており、SdhBには, , およびの3種の鉄硫黄クラスターが含まれている。残りの2個のサブユニットは疎水性膜アンカーサブユニットで、それぞれSdhCとSdhDである。ヒトのミトコンドリアは2種の異なるイソ型Fpサブユニット(FpI, FpII)から構成され、複合体IIのFpのイソ型は豚回虫およびシノラブディス・エレガンス(線虫の一種)でも見られる。サブニットはヘム''b''とユビキノン結合部位を含む6個の膜貫通ヘリックスと膜結合性シトクロム''b''で構成されている(Image 4)。2個のリン脂質分子はカルジオリピンホスファチジルエタノールアミンで、SdhCおよびSdhDで見られる。これらはヘム''b''のもとで疎水性領域を占有するのに役立っている。これらのサブユニットをimage 3で表す。SdhAは緑、SdhBは水色、SdhCは紫、SdhDは黄色である。SdhCとSdhDの周りはリン脂質膜で、図の上部の膜間部分である。
ユビキノン結合部位:ユビキノンの結合部位はimage 4の通りで、SdhB, SdhC, およびSdhDで構成される間隙に位置している。ユビキノンはサブユニットBのHis207、サブユニットCのSer27とArg31、そしてサブユニットDのTyr83のそれぞれの側鎖で安定化されている。キノン環はサブユニットCのIle28とサブユニットBのPro160に取り囲まれている。これらの残基はサブユニットBのIle209, Trp163およびTrp164と、サブユニットCのSer27(炭素原子)と共にキノン結合ポケットの疎水性環境を形成している。
コハク酸結合部位:SdhAはコハク酸の酸化のための結合部位を与えている。サブユニットAの側鎖Thr254, His354, およびArg399は、FADの酸化および鉄硫黄クラスターの最初の電子伝達の間、分子を安定化する。これらをimage 5に表す。
酸化還元中心コハク酸結合部位とユビキノン結合部位は、FADと鉄硫黄クラスターを含む酸化還元中心の鎖によって繋がれている。この鎖は酵素モノマーを通して40 Åまで伸長する。すべての中心間の距離は生理的電子移動の限界として提案されている14 Åよりも短い〔。この電子移動はimage 8に表す。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「コハク酸デヒドロゲナーゼ (ユビキノン)」の詳細全文を読む




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